世界最大の資産運用会社から学ぶ「継続投資の価値」

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ブラックロック、運用資産13.5兆ドルに到達!

世界最大の資産運用会社「ブラックロック」が、2025年7〜9月期の決算を発表しました。
発表によると、この3か月間で2,050億ドル(約31兆円)もの資金が新たに流入し、運用資産総額は過去最高の13.5兆ドルに達したそうです。
数字だけを見てもピンとこないかもしれませんが、これは世界中の投資家が「長期的に資産を増やす」ためにブラックロックを信頼し、お金を託しているということ。
今回はこのニュースをもとに、「なぜ今、継続して投資をすることが大切なのか」を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

世界中から資金が集まる理由

ブラックロックは、株式や債券、ETF(上場投資信託)などを通して、世界中の資産を運用しています。
今回の決算では、ETFへの資金流入が1,530億ドルにのぼり、ブラックロックのETF運用資産は初めて5兆ドルを突破しました。
また、長期投資ファンドへの純流入額は1,710億ドルと、専門家の予想を上回る結果となりました。
世界的に市場が不安定な時期もあった中で、これだけ多くの投資家が「継続して投資を続けている」という事実は、とても重要なサインです。
さらに、ブラックロックは近年、**オルタナティブ資産(代替投資)**と呼ばれる新しい分野にも積極的に進出しています。
株や債券に加え、不動産・未公開企業・インフラ・プライベートクレジットなど、値動きの違う資産を取り入れることで、より安定したリターンを目指しています。

CEOが語る「次の時代のチャンス」

ラリー・フィンクCEOは声明の中でこう述べています。
ブラックロック、顧客、株主にとって今後の機会規模は、これまで経験したものをはるかに上回ると確信している。
つまり、ブラックロックは単に「今が好調」というだけではなく、これからの10年・20年を見据えて投資の流れを作ろうとしているということです。
この姿勢は、私たち個人投資家にとっても大きなヒントになります。

大手の成長が示す「継続投資の力」

このニュースの本質は、「世界の投資マネーは、今も確実に市場に向かっている」という点です。
言い換えれば、短期的な値動きに惑わされず、長期で投資を続ける人が増えているということ。
実際、ブラックロックの株価は過去1年間で17%上昇。
アメリカの主要株価指数S&P500の上昇率(約14%)を上回っています。
これも、長期的な資金流入による安定的な成長の表れです。
初心者の方に伝えたいのは、「焦らず続けることが最大の武器になる」ということ。
たとえ相場が上下しても、定期的にコツコツと投資を積み重ねていくことで、世界中の大きな資金の流れに自然と乗ることができるのです。

継続投資で得られる3つのメリット

① ドルコスト平均法でリスクを分散できる

毎月一定額を投資し続ける「ドルコスト平均法」を使えば、価格が高い時も安い時も少しずつ購入することができ、結果的に平均購入単価を平準化できます。
相場のタイミングを読む必要がなく、感情に左右されにくいのが魅力です。

② 世界経済の成長に乗れる

ブラックロックのような世界的運用会社は、グローバルな視点で成長企業や新興市場に投資しています。
つまり、あなたがインデックスファンドやETFを通じて投資をすることは、「世界経済の成長を自分の資産に取り込む」ことにつながります。

③ 時間が最大の味方になる

市場は短期的には上下しますが、長期で見ると成長していく傾向があります。
たとえば過去20年間、リーマンショックやコロナショックを経ても、世界株式の平均リターンは年5〜7%程度を維持しています。
「下がってもやめない」ことが、最終的に勝ち残る投資行動なのです。

投資初心者に伝えたいこと

今回のブラックロックのニュースは、単に「大企業が儲かっている」という話ではありません。
本質は、「世界中の投資家が“継続”という戦略を選んでいる」ということです。

これから投資を始める方、あるいは途中で不安を感じている方こそ、次の3つを意識してみてください。

  1. 毎月一定額を自動で投資する(ドルコスト平均法)
  2. 株・債券・インデックスなど複数の資産に分散する
  3. ニュースに一喜一憂せず、10年単位で考える

ブラックロックのように「長期・分散・継続」を実践してきた企業が成長し続けていることこそ、投資の王道を物語っています。

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