コロナ禍を経て、景気が回復すると同時に世界中で急激な物価高が起きています。日本では石油などをはじめ、食料もさまざまな品目で輸入に頼っており、その影響を大きく受けています。
その対策として、定額減税が6月から実施されます。
令和6年度税制改正による定額減税の概要は以下のとおりです。
(対象者)
・国内に住所を有する個人または現在まで引き続いて1年以上居所を有する個人
・所得税は令和6年分、個人住民税は令和5年分の合計所得金額をもとに定額減税対象を判定
・給与収入のみの場合、年収2,000万円以下
・子ども・特別障害者等を有する者等の所得金額調整控除の適用を受ける人は、2,015万円以下
(減税額)
令和6年分の所得税と個人住民税を対象に、減税が実施されます。
税目 | 種別 | 減税額 |
所得税 | 本人 | 3万円 |
同一生計配偶者 | 3万円 | |
扶養親族 | 3万円/人 | |
住民税 (所得割) | 本人 | 1万円 |
控除対象配偶者 | 1万円 | |
扶養親族 | 1万円/人 | |
控除対象配偶者を除く同一生計配偶者 | 1万円 |
※国外居住者を除く
※令和7年度分の所得割の額から控除
※「同一生計配偶者」=納税義務者と生計を一、かつ、合計所得金額48万円以下
※「控除対象配偶者」=同一生計配偶者のうち、納税者の前年の合計所得金額が1,000万円以下
(これだけ覚えておけば大丈夫)
年間で1人あたり所得税が3万円、住民税が1万円減税されます。