政府が掲げる「異次元の少子化対策」の一環として、児童手当の拡充が実施される予定です。当初は2025年2月からの予定でしたが、2ヵ月前倒しされ、2024年12月から開始される見込みです。
拡充の内容は、以下の3つです。
・支給対象を高校卒業まで延長
・第3子以降は0歳から高校生まで3万円支給
・所得制限の撤廃
支給対象が高校生まで延長されることで、高校生の子育て世帯の負担軽減につながります。また、第3子以降の支給額が3万円に増額されることで、多子世帯の経済的な負担を軽減する狙いがあります。さらに、所得制限の撤廃により、すべての世帯が児童手当を受給しやすくなります。
なお、第3子以降の支給額が3万円になるのは、「児童手当を受給中（高校卒業まで）の子どもの中で3人目以降」の場合です。第1子が高校を卒業した場合、第3子は2番目の子どもになってしまうため、3万円の支給対象外となります。
児童手当は、子どもの健やかな成長を助けるための制度です。内容をしっかり理解し、上手に活用しましょう。
